私のブログを読んでいただいている人のタイプは、大きく分けると2つになると思います。
1.自己愛性人格障害者の存在をすでに知っていて、行動心理や対処法を参考にしていただいている方
2.自己愛性人格障害者はまだ詳しく知らないけど、日頃受けている嫌な出来事などのキーワードで検索してブログに来ていただいた方
今までのブログは主に1番の方向けに記事を更新していました。
しかし身近にいる人間の言動を見ると自己愛性人格障害者っぽいけど、そもそも自己愛性人格障害者って何?という方もいらっしゃると思います。
そこで今回は、そういった方向けに「自己愛性人格障害者とは?」から紹介していきます。
自己愛性人格障害者って何?
自己愛というキーワードが入っているので、さぞかし自分の事が大好きな人達という印象を受けがちですが、そうではなく「ありのままの自分を愛せない人」の事をいいます。
では、なぜそうなるのでしょうか?
なぜありのままの自分を愛せないのか?
親にありのままの自分を受け入れてもらった経験がないからです(特に幼少期)
子供は自分の力を伸ばそうとする時、失敗や成功を経験していきます。
しかし、その時親が失敗しても成功してもありのままの子供を認めず、失敗した時は否定して、成功した時だけ褒めてしまうと子供は自分は無条件に愛してもらえないから親に褒められる姿でい続けようと思います。
したがって、常に周り(人)より優れている自分=評価を気にするようになります。
しかもいつも成功ばかりではないので失敗した時には自分への無価値観や成功している人へのコンプレックスが増幅し、それを埋める行動を他人へ求めます。
(自分への賞賛、弱者を支配下に置きコントロールするなど)
自己愛性人格障害者に共通した特徴
自分の思い通りに人が動かないと気がすまない
状況に応じて、自己愛性人格障害者自ら動かそうとしてくる場合と他人を使って動かそうとしてくる場合の2パターンがあります。
しかも自分の思い通りにならないと以下のような事をチラつかせてもきます。
1.他人(周りのみんな)がおまえをこう思っているや、関係を切るようなことを言ってくる
2.自己愛性人格障害が過去あなたにしてあげた事を恩着せがましく言ってくる
(どんな些細な事でもです。例えば100円のジュースを買ってあげたなどです)
つまり、不安感や罪悪感を巧妙に感じさせながらコントロールしてきます。
同じ事を繰り返す
自己愛性人格障害者は短期的な損得勘定でしか物事を判断しません。
したがって、欲の達成しか考えていませんので過去に欲を達成するのに成功したやり方しか行いません。
したがって、行動パターンが同じになってくるのです。
すごい人間で特別な存在だという事を思わせるため誇張した言動をする
親でさえも、ありのままの自分を受け入れてくれなかった経験を持っていますので常に自分は特別な存在で成功し続ける人間でいようと自分に言い聞かせています。
だから、自分の実績を盛って話をしたり賞賛させようとしていきます。
しかし、その裏では自分の描いている理想の姿と現在のギャップに苦しみ、心が不安定です。
しかも身近で支配関係を結んだ人間に嫌がらせをし、ダメ人間だと周囲に思わせ自分の心を安心させようとします。
自信ありそうなのに周囲の評価を異常に気にする
人を上か下かでしか判断できないので、自信がありそうに見えますが常に他人の評価を気にします。
他人から褒められたり、おだてられたりすると3歳児のようにはしゃぎますがどんなに小さくても否定的な意見には激しく怒ります。
謙遜するように見せかけ賞賛を求める
「どうせ俺なんか」や「俺はこんな人間だからさ」などと一見謙遜しているように見せかけ賞賛を求めてきます。
しかも、「そんな事ないですよ」などと否定して褒めてあげないと途端に機嫌が悪くなります。
言動が胡散くさい
理想の自分通りに振る舞おうとしますが実際はギャップがあるので当然矛盾が生じます。
例えば、いい人そうだけどなんか胡散くさい人や嘘くさい笑顔の人などです。
いかがでしょうか?
少しあげただけでもこれだけ特徴があります。
次回はこの特徴を踏まえて、自己愛性人格障害者と付き合うと被るあなたのデメリットを中心に紹介していきます。