前回は自己愛性人格障害者の社長が掲げている経営理念が、いかに実際の行動とかけ離れているかを解説してきました。
まだ、読んでいないという方はこちら↓
今回は補足編として経営理念と実際の行動を照らしあらせて、もう少し深堀りしていきます。
経営理念それぞれの言葉の意味は上にある前回の記事をお読みください。
三方よし
「売り手」、「買い手」、「世間」良しの精神ですが、実際には売り手の仕事を手伝っている人間がもらうフィーを毎度毎度かなり安く叩くのは三方よしの精神に適っているのでしょうか?
それは世間が良しとするのか一度自己愛社長に聞いてみたいものです。
また近江商人は買い手の人に有益な情報を与え続けたから信用が得られましたが、自己愛社長のやっている事は自分が敵認定している人の陰口やでっち上げたホラ話をしていて全然買い手の人に有益な情報を与えていません。
こんな状態で三方よしと掲げてもいいのでしょうか?
中道
偏らない心でTPOに合わせた適切な行動を行うという意味では、こちらも真逆の行動を取っています。
なぜなら、TPOに合わせた適切な行動を取る人間であれば他にも一緒に仕事をしている人がいる事務所で業者を電話で怒鳴りつけたり、自分の思い通りにならない人間を、いきなり仕事から外したりはしないと思います。
結局、中道ではなく白か黒かの偏りきった心の持ち主で、その時の感情に流されて物事を決めているとよく分かります。
在り方を変えず、やり方を変える
これも会社の軸=自己愛社長の軸がしっかりあれば問題ないとは思います。
しかし、年月を重ねるごとに自己愛社長の人格が素晴らしいものであれば軸があって問題ないと思いますが、右往左往してその時々によって言う事が違うという事は結局軸がないのだと推測されます。
なぜならば、軸のある人間ならば多少のブレがあっても言葉の本質は同じですが自己愛社長は180度違う事を平気で言ったりします。
それは人と揉めている時に特に顕著に表れます。
自分に都合の悪い事は言ってなかった事にして、逆に自分にとって都合の良い事はその場ででっち上げてきます。
そうやって、自分が達成したい目標(欲望)に忠実に行動します。
ですから、付きあっている人は嫌気がさして離れていきます。
まとめ
すごく良い経営理念を掲げている会社は社長を観察してみよう
理念と行動が逆になっている場合は社長が自己愛性人格障害者かもしれません。
逆に理念通りに社長や社員が働いている会社は素晴らしいと思います。
社員や取引先と社長の接し方を観察してみよう
社長にビクビクしている社員、取引先ばかりの会社は気を付けよう
10年来の仲間が極端に少ない社長には気を付けよう
それだけ人が離れていっているという事です。
いかがでしょうか?自己愛性人格障害を見分けるヒントとしてご参考にしてください。