初めから読みたい人はコチラ→【ノウハウ実践編part1】
見積金額を納得させることには成功させましたが、結論から言うと
ここから自己愛性要介護社長が本性を表してきます。
【3手目:共依存はしないと誓う】
交渉も佳境に入り、見積金額の根拠を突きつけられた自己愛性要介護社長は
金額の大幅ダウンは難しいと感じ、手伝う仕事内容のボリュームをどうにか
増やして自分が「得をしたいな」と思う雰囲気がヒシヒシと伝わってきました。
しかし、欲望に忠実な自己愛ですから仕事内容のボリュームを増やす前に、
最後の悪あがきとばかりに想定していたマニュアル通りの発言をしてきました。
それは、「この端数の10万を削って○万にしてくれない?」
だからその10万を削る根拠は何だ?と思いましたが、ここはもう少し泳がそうと
思い、「え?」という驚きの顔とすかさずその後に「おまえ何言ってるんだ?」
という顔をして自己愛性要介護社長の目をずっと見ました。
そうすると、面白い事を言ってきました。
「今回手伝うプロジェクトの金の集まりが悪いから値引いてくれると助かる」
泣きつきですか?と一瞬思いましたが、私は今このプロジェクトの口座管理を
すでにやらされていて、お金の入りと出口を全部把握しているので、おまえ私に
よくそんな口を叩けるなと逆に尊敬してしまいました。
※多分言った事は後日忘れています。
私が無言で返事を渋っていると畳みかけるように色々と言ってきました。
やり取りは下記の通りです。(私=著者の私、自介社=自己愛性要介護社長)
自介社「このプロジェクトの俺のフォローをし欲しい」
私「フォローってなんですか?あなたに振り分けられたリストの会社に私が
代わりに交渉なんかはしませんよ」
自介社「いや。交渉は俺がやる。リストの管理をしてほしいんだ」
リスト管理の内容を詳しく聞いて私は呆れを通り越し、やはり障害者だなと
思いました。
その内容とは、自己愛性要介護社長が交渉した結果を聞いて私がリストに
入力し、追い切れてないリストを自己愛性要介護社長に報告することでした。
40超えたいい年したオッサンが、リスト管理もできないとは!まるで老人介護を
しているような気分でした。
しかし、今までの私なら色々と受け入れて共依存し自己愛社長に支配関係を
結ばれるはずでしたが、やりたくない事はハッキリ断り、境界線を引こうと思い
話を最終着地に持っていくよう交渉しました。
【話を着地させるために交渉した事】
・見積金額の10万値引きは飲む
→どうせ盛ってる金額なので痛くもかゆくもありません。これで自己愛社長が
得したと思ってもらえれば逆にラッキーです。
・本日の打合せ内容を議事録形式で自己愛社長にメールを送り、認識の相違点
があれば申し出るようにした事
・リスト管理はフォローしますが、代わりに交渉などは一切しない
・プロジェクトに関わる発送物は自分で発送してもらう
→昨年までは、共依存してた私がやってましたが今年は伝票書きからすべて
自分でやってもらうようにしました。
・スケジュールタイトな業務を後ろにずらして余裕を持たせる事にしました
→おまえもやるんだぞ!と遠回しに認識させてタイトなスケジュールを伝えたら
自己愛社長自ら代案を出してきました。
私も、自己愛性要介護社長の条件も少し飲み、「損はさせてなく、少し得を
させた」と思わせてますが振り返ると交渉成功でした。
ただ最後に、今回交渉した日も含め、今週は外出予定ばかりで忙しいからみんな
に迷惑をかけないために業務を手伝って欲しいと丸投げしてきたのですが、
交渉が終わり、「明日は引っ越しだから昨日寝てない」とか「荷造りが大変」
などとほざいてきた時には殺意が芽生えました。
【まとめ】
・交渉時には常に冷静を保つ事
・後から話をひっくり返されないように記録を残す事
→ボイスレコーダーや映像が理想。無理ならメールなどで議事録を一度自己愛に
投げかけて相違点があれば○月○日までに返答してくださいと伝える事
・損はさせてなく、少し得をさせたと思わせるための事前準備を怠らない事
→数字やデータを使う時は盛ってもOK(過小評価してくるから)
・やること、やらない事をはっきりさせる事
→中途半端にしていると、つけこんできます。
みなさんも自己愛に交渉事をする際の事例として参考にしてください。